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4-1.(mis)understanding self-management

4-1-4 たくさんの誤解(So many misconceptions!)

組織に対して自主経営の説明をした途端に、誰もが間違った解釈で進み始めます。自主経営への移行における大変な点は、頭の切り替えや学び直しが必要になることです。そのため言うまでもありませんが、初めて自主経営の説明を聞くと多くの人は誤解します。間違った方向へ進みだす組織を多く目にしました。
原因は自主経営に対する誤解です。そして数か月後に気づいて痛い目にあうのです。それから苦労をしながら誤解を修正していき、真の自主経営に向かっていきます。

私は興味深く感じていました。どうして自主経営に関する誤解が生じるのでしょう?
それは深い部分で自分を正当化することによって生じます。

誰もが、多少なりとも学校制度に苦しんだ経験があります。長い間教師たちから権力を行使されてきました。そして組織では上司から管理されてきました。そんな苦痛に慣れてこう思うに至ったのです。
“この制度は面白くないけれど他よりはマシだ。他の制度になると誰もが自己中心的になったり怠けたり、あるいは小説の『蝿の王』のようにカオス状態になる”
だから制度を変えるより現状に甘んじてしまうのです。

60〜70年代の動きも助けになりませんでした。最初の抵抗運動があった時代です。古い権威主義的な組織への反発がありました。
でも彼らの行動は極端で、階層などをすべて撤廃した結果、収拾がつかなくなりました。彼らは誤解していたのです。

自主経営とは構造の撤廃ではなく、新しい構造を導入することです。
そのため60〜70年代を経て、誤解が強化されてしまいました。好きではないもののそれなりに機能する階層制度か機能しない混沌状態の2択です。

自主経営をめぐる誤解はこれだけではなく他にもたくさんあります。そこで、これに続く6つの動画を通して、6つの主要な誤解を紹介したいと思います。6つ個別の動画にしたのは理由があります。

自主経営に向けた旅の序盤でのリーダーの大切な役割は、誤解を解消し続けることです。

間違いなく言えることですが自主経営への移行に乗り出すと、組織全員の頭のなかにこれから紹介する誤解や誤った連想が浮かびます。
そこでのリーダーの役割は、何度も繰り返し、自主経営の正しい像と誤った像を説明して誤解を解くことです。何度も説明を繰り返してもいいですし、会議室にポスターを貼るのもいいかもしれません。“自主経営の6つの誤解”を掲げておくのです。

あるいは定例会を開いて、誤解を1つ議題にしてその場で話し合い、その誤解に陥ってないか確認するのです。リーダーは自主経営の理解者に手伝ってもらいましょう。そうすれば正しい方向に進んでいけるでしょう。

私は進む方向を誤解した組織を数多く見てきました。それは軌道修正が大変で半年や1年かかってしまうのです。
それでは先ほど言った通り、次の動画から誤解を紹介していきます。

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