ビデオシリーズ

Video Series

ホーム > ビデオシリーズ > 5-6 1対1の会話で全体性につながる(Inviting wholeness in one-on-one conversations)

Top page

5.Striving for wholeness

5-6 1対1の会話で全体性につながる(Inviting wholeness in one-on-one conversations)

集団の場で全体性につながる方法を考えましょう。10人程度のミーティングもあれば、数百人が集まる大規模なものもあります。
最初は戸惑いもあるでしょう。これまでの組織慣行とはあまりに違うので、リーダーが心配になる気持ちもよく分かります。本当に警戒心を持たれずに導入できるのか不安でしょう。いくつかポイントを紹介します。

第一に、正しく実行すれば警戒心は抱かれません。参加者はむしろ深い安堵を覚えるでしょう。
“なんだ、いい気分だ。未知なものではなかった”

事実、多くの人は本音を見せる方法を知っています。普段友人の前でしていることだからです。たとえば、夜にワインボトルを傾けながらふと心の深い部分を見せたりするでしょう。つまり、多くの人がやり方を知っている自然な行為なので、そのための空間をつくるだけで十分です。

大事なのは飾らない言葉で話すこと。それがカギです。ポイントは心の底から正直に話すことです。気取らずシンプルな表現で、思いを伝えてください。

次に重要なのは、安全な空間を確保できる人を用意することです。

あなたがやっても構いませんが、最初は外部のファシリテーターがいいでしょう。プロが適切な助け船を出してくれます。
“みなさん、いったん会話を止めましょう”
“会話が安全ではない方に進んでます”
と教えてくれます。

優秀なファシリテーターはミーティングに役立つルールを提案してくれます。
“人の話を中断しないこと”
“人の意見を変えさせたり、口出ししないこと”
全員が本音で話せる環境をつくるために、“自分の言葉で話すこと“など、効果的なルールを示してくれるでしょう。繰り返しになりますが、シンプルな表現を心がけましょう。難解な言葉は避けてください。

3つ目です。
階層制の歴史の影響から人はトップに従う傾向にあるので、その人が全体性の模範になる必要があります。詳しくは別の動画で解説しています。

私はこの種のミーティングを準備する際、まずはその場で一番偉い人と話します。その人が自分の弱さを見せられるよう、サポートするためです。
可能なら自分の話から始めてほしいのです。もし、そこから順番に話す流れができて、2番目の発言者が出てくれば理想的です。2人の人間が本音をさらけ出してしまえば、他の人もその後に続きやすくなります。

それからもう1つ。仕事と切り離したミーティングにしないことです。こんな進行には要注意です。
“通常の環境の外に出て会話をしてみよう”
“合宿で じっくりと自分のことを話してみよう”
それだと恐怖心を抱かせる上に、私の嫌いな“分離”を生み出します。温かで心地よい会を持ったかと思えば、仕事になると冷酷でエゴがむき出しになる。
それではいけません。いつでも全体性を追求するべきです。

だから普段の仕事に関係する会議から実践しましょう。仕事外のものではいけません。
次の動画でいくつか実例を紹介します。初回に適したミーティングのやり方です。ミーティングのタイプはさまざまですが、いくつかの選択肢を私から提案します。

とにかく怖がることはありません。全体性につながれたら、社員は心が解放されてこう言うでしょう。
“驚いた。素晴らしいミーティングだ”
警戒もされません。幸運を祈ります。

RELATED TAGタグで調べる

RELATED KEYWORDキーワードを詳しくみる

Others

その他お知らせ