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4-3.Self-management: teams, colleagues and former managers

4-3-9 チームのチェックイン・セッション(Team check-in sessions)

今回は、ぜひ推奨したい仕組みです。特に自主経営の初期段階で決定的に重要です。
それは“チェックイン”の時間を設けることです。チームで話し合う時間と空間を持ちましょう。

“自主経営は順調?”
“良い点 悪い点 改善点は?”

それらの点は忘れがちなのです。働きながら不満を言い、会議でいくつかの問題に対処しますが、何より重要なのはしっかり時間をとって状況や改善点を振り返ることです。
外部コーチに頼ることもできます。初期段階では役に立つでしょう。やがてはチームが自力で実践していくべきです。

まずは、定期的に実施しましょう。もちろん間隔はチームによって違っても構いませんが、初めのうちは月に1回実施するといいでしょう。そしてメンバーたちが慣れて落ち着いてきたら、四半期ごとにしてもいい。
質問をリストにしておいて、あらゆる側面から組織の状態をチェックするのもいいはずです。

今から紹介する質問は、部分的に次の本を参考にしています。
フェルメールとウェンティングの『自主経営組織のはじめ方』です。ビュートゾルフで自主経営の導入に携わった人たちです。

チェックのための問いは、たとえば、
“チーム構成は適切か?”
“組織文化はメンバーの個性の違いを認め、大切にしている?”
“助言プロセスなどの意思決定法を機能させる意欲は感じられる?”
“タスクや役割の分散はできている?”
“メンバー各自の才能は活かせている?”

これらを参考に独自のリストをつくりましょう。そうしたリストはチームに役立つはずです。あらゆる領域をチェックして、機能しているか確認できるでしょう。
メンバーには主体性を持って学び、改善するよう促しましょう。機能していない部分があればすぐに対処し、長引くのを避けてください。

こうした取り組みの他に効果的な手段は、ミーティング開始時にチェックインを行うことです。

実践している人もいるでしょう。チェックインから始める価値を多くの組織が認識しています。始めに1分間の沈黙を設けるのもいいでしょう。自分と向き合う時間をつくるのです。
組織への満足や不満を考えたり、ある感情を心の中で吹っ切り、ミーティングには持ち込まなかったり、あるいは問題点に想いを馳せ、ミーティングで対処することができます。

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