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8.For coaches, consultants and facilitators

8-2 変革に乗り気な組織の見つけ方(How to find clients willing to reinvent themselves)

これは私がよく受ける質問です。コーチやコンサルタントやファシリテーターから尋ねられます。彼らは新しい経営形態に向かって勇敢かつ真剣に取り組もうとする組織なら、いくつでも協力したいと思っている。
“そんなクライアントをどう見つければいい?”
“自分のクライアントはどこも従来型で変革を望んでない”

そうした焦燥感はよく分かりますし共感します。あなたには新たな可能性が見えているのに、自分の希望ではない別リーグでのプレーを強いられている状況です。
こうした状況に役立つであろうアイデアをいくつか紹介します。

1つ目は独自の力をつけることです。
私の本だけに限らずこの分野を熱心に研究して深く理解し、自分だけの力をつけましょう。この分野により精通する方法は後の動画で紹介します。

しかし、それ以上に必要なのがあなたを突き動かすものは何かを知ることです。
原動力となっている具体的な情熱は何でしょう?
語ったり書いたり、好きな形で探ってみてください。“組織をティール(進化型)にしたいから”だけだと…“それで?”という感じです。
あなたの心に火をつけているものは?なぜ、それを目指してる?一番奥にある動機は?

たとえば次のような動機があるかもしれません。
今のCEOたちというのは仮面をつけることによって苦しみを抱いている。批判ばかり向けられ思いやる人が少ないリーダーにあなたは思いやりを抱いており、別の形があるはずだと考えている。
あるいは専門が医療で、医師や看護師の扱いがひどい業界だと感じたとする。この職種における自殺率は非常に高く、それに対処すべきだという動機もあります。
たとえば教師という職業でも黙って見ていられない物事があるでしょう。

そういうエネルギーや情熱を抱いたら、それを語ったり書いたりすると共感を抱く人たちがいます。自分と同じ苦しみを語っていると感じるのです。
そういう人があなたの意見を読んだり聞いたりすると、“自分の気持ちの理解者だ”と力を貸してくれるのです。それが最善だと思います。

自分にとって大切なものを言葉にして伝えるのです。
それはつまりリスクをとって具体的な主張をするわけです。

コーチ、コンサルタント、ファシリテーターの多くはリスクのない発言をしようとします。クライアントを確保して収入を得るために、拒絶されたくないのです。
コーチ、コンサルタント、ファシリテーターらのウェブサイトは私が“オレンジ・プラス”と呼ぶものが多いです。クライアントが聞きたそうな言葉ばかりで、自分たちの奥底にある動機などは語られません。ハイレベルなパフォーマンスの実現や業績改善が謳われる、そうしたオレンジ(達成型)の要素にちょっと加えて人を後押しし、最高の力や本来の姿を引き出すと語られる。

でも、そういうウェブサイトはどれも画一的です。これをぜひ、リアルな内容にしたい。対象が狭まるとしても本当の情熱を表現するなら、どんな形になる?

サイトを2つ用意して、見せ方を変える手もあります。
必要であれば 一般的な形のサイトを残しておいて、もう1つの方で情熱を注いでいる具体的な物事について語るのです。そうすれば共感した人が来てくれる可能性があります。

また別の手段は、友人も同僚にでも、とにかく語り続けることです。
語るという行為を通して自分の情熱が明確になっていくうえ、周りはあなたの意見を知って他の人に広めたり、あなたと同じ問題意識を持った人と出会って、あなたに紹介してくれるかもしれない。
繰り返し語ることも、自分の立場を公にする1つの手段です。

最後に紹介する案は、同業者と知り合うことです。
できるだけ他の人とトレーニングや交流をしたり、グループに参加したり、意見交換をしたりするとプロジェクトやネットワークが生まれるかもしれません。
今、世界には大きな変化が起きていると思います。個人よりチームスポーツが求められる世界になるので、人と出会うことも助けになるでしょう。

いずれにせよ、しかるべき動機を持ち、しかるべき労力を注いで自分を向上させ、どのような世界に変えていくサポートをしたいか明確にすると、クライアントは必然的に現れてくるでしょう。

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