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7.If the ceo is not on board

7-8 いくつかのアイデア:進化する存在目的(Some ideas: evolutionary purpose)

進化する存在目的に耳を傾けることには、大きな挑戦が伴います。
組織でなく、自分の担当領域の存在目的です。周りが まだ“予測とコントロール”のモードにいるなかで、“感じ取り、反応する”ことを実践することになります。

もし比較的独立したチームを率いているなら、かなり楽になります。
独立していたら、本部から計画や予算の提出を求められても、獣にエサを与えるようにそれを提出していれば、自分の取り組みを続けることができます。
たとえ予算と結果の検証を求められたとしても、どうせ計画なんて計算どおりにいかないので、とにかく皆と同じように検証して、適当に整合性を取ればいい。
ですが対外的には計画が必要なので、絶えず“感じ取り反応する”ことになります。

では、もしあなたの部署やチームが組織に深く組み込まれている場合は?
“予測とコントロール”の中でがんじがらめです。戦略的計画、中長期計画、年次予算、マイルストーン、KPIすべてに沿わないといけません。
この場合は非常に苦労します。“感覚と反応”を実践するために、組織から孤立せざるを得ないからです。

そうすると、あなたは恐らく2つの世界を同時に生きることになるでしょう。
まず“計画や“予測とコントロール”に基づく世界。まさに従来型のモデルです。
その一方で、“感覚と反応”の世界に身を置いて、正しい選択を下すよう努めるのです。

何を学んだか、昨日と今日で世界の見え方は違うか、今の自分が取るべき行動は何か。

時には聞き取った存在目的が自分の作った計画に役立つかもしれないし、それを上回ることすらあるでしょう。その一方で、存在目的があなたを計画の逆方向へ導くこともある。目指す到達点の反対側です。

そんな時 どうすればいいでしょう?
正しいと感じ取ったことを実行すべき?
もし実行するなら事前に許可を取る?こっそり行動に移して、後から許されることを願う?良い結果を出して誰も怒らないことを祈る?

あるいは逆に、聞こえた存在目的を無視して、くだらないと知りつつ組織の計画に従う?
“自分は組織に属す身だから仕方ない”
“たとえ正しくても選べない”と諦める?

このように選択の連続で、絶えず決断を迫られます。
それを踏まえて、あなたに質問です。

決断を自分1人で下す?
信頼するチームの一部と下す?
あるいはチーム全体で下す?

具体的なデータはありませんが、どう行動すべきかと聞かれて困るメンバーもいるはずです。計画通りに進めるか、ひとまず実行し、後で許しを請うかなど…
メンバーを巻き込み尋ねてもいいはずですが、そういう議論に対して身構える人たちもいます。その場で皆に尋ねれば、自然と階層が生じてきます。
積極的に決断に参加したがる前向きな人もいれば、議論に興味がなく、周りの決断に黙って従うタイプもいる。
あるいは、そういう状況に緊張や恐怖を覚える人もいます。計画や従来のやり方が変わることに心許なさを感じるのです。その気持ちは尊重しましょう。

ぜひ自問してみてください。
自分以外に誰が2つの世界を生きているでしょう。
従来の“計画”の世界を頭に置きながら、存在目的に耳を傾けているのは誰でしょう?

最高の冒険になることを祈ります。

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