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「トランスフォーメーションマップ」へようこそConscious You:日本初オリジナル解説動画3(第4章相当)〜

ピーター・カーニック氏が提唱した「ソース原理」(Source Principle)。そのピーター氏から直接師事した1人で「マネーワーク/取り戻しワーク」のスペシャリストであるナーディア。彼女は、心理学を修めるコーチであり、世界中の経営者やリーダーをサポートしてきた卓越した知恵と経験を有する方です。

2024年夏に開催されたオンラインプログラムでは、今後日本語訳が予定されている、彼女の書籍Conscious You:Become the Hero of Your Own Storyの11章から厳選した4テーマを深めていきました。プログラム内で提供されたオリジナル学習動画(ダイジェスト版)と個人・グループ探求のための問いを皆さんにも公開します!どれも作:ナーディア 翻訳:嘉村編集長 が担当したものです。

どれもシンプルなテーマですが奥深さを感じていただけることと思います。ぜひ自身の全体性を取り戻し、自分の人生の唯一無二の物語の著者になる一歩を踏み出してみませんか?

動画

視聴方法
1.下記の画像をクリックし動画URLへ移動する。
2.[字幕/CC]を選択し日本語をクリック。

 日本字幕付きで動画が視聴が可能になります。

移動できない場合はこちらをクリックして視聴ください。

日本語字幕

人間として経験する私の「現実」は次の二つの相互作用の中にあります。

一つは個人としての私自身(左)であり、もう一つは、私が属する集団やグループ(右)です。こうした集団の一つが組織全体です。その中で毎日一緒に働いている同僚たちのチームもそうです。

私という個人にとっても、私たちのチームという集団にとっても外から見てに観察可能で、測定可能で、定量化可能な側面(上)があります。私たちはそれらを「外面(Exterior)」と呼んでいます。

同時に、外からはアクセスしにくいが、私たちが内側から経験する側面(下)もあります。私たちはそれらを「内面(Interior)」と呼んでいます。

目に見え、測定可能な集団の側面(右上)では、チームが採用しているすべてのシステム、構造、プロセスを観察することができます。私たちは、ここに観察可能なデータに関する情報を整理することができます。チームメンバーについてのことや私たちのインターフェイスやそれらを組織するためのルールなどです。チームが生み出す集団的で測定可能なアウトプットです。

私たちのチームの内面(右下)は、私たちが共に生きている文化です。私たちの文化は、私たちが共有する価値観や規範、そして私たちが実践するコミュニケーションによって定義されます。

個人としての私の目に見える外面(左上)は、私の身体、ふるまい(行動)、スキルで構成されています。それらが一体となって、私が生み出す測定可能な成果物を生み出しています。

私の個人における内面(左下)とは、私の精神と考え方、つまり私自身や他者、人生についての感じ方です。

私の現実は、これら4つの象限すべての相互作用によって作り出されます。どれかひとつの象限における持続可能な変化は、必ず他のすべての象限における変化の引き金となります。しかし、ほとんどの組織は、システム、構造、またはプロセスの最適化によってのみ変化を管理しようとしています。

また、少なくとも、コミュニケーションなど特定の行動スキルを従業員に教育する組織もあります。しかし現実には、変革プロセスはしばしば、目に見えたり測定できたりする外側を操作しようとする試みから抜け出せなくなってしまいます。

しかし、上2つの象限は現実の一部にすぎません。「現実」です。外部における変化は、個人や集団の内部の開発努力に含めて初めて持続可能なものとなります。なぜそうなるのかは、氷山を4つの象限に投影してみると明らかになります。氷山の質量の大部分、実に90%は水面の下にあります。下の象限を重要性が低いとして切り捨てることは、重大な結果を招きかねません。結局、タイタニック号が沈没したのは、水面の下にある氷山の90%に誰も注意を払わなかったからなのです。

その代わりに、4つの象限すべての相互作用に留意し、氷山の下半分を変革の取り組みに含めれば、4つの象限すべてが変革への道筋を示す有用な地図になります。4つの象限のそれぞれを注意深く分析することで、私たちは現実のさまざまな側面を発見し、理解し、影響を与えることができます。

理解が深まれば、4つの領域すべてにおいて並行して成長できるような解決策を練ることができ、バランスの取れた、充実した、成功した人生へと導くことができます。今問われているのは、自分のトランスフォーメーション・マップのどこに注意を向ける必要があるかということです。

チーム、組織、そして最終的には自分が経験したい人生を創造するために。

 ご視聴ありがとうございました。

内省の問い

① 自分の人生において所属している集団(チーム、組織、ネットワーク、あるいは家族)に一つ焦点を当てましょう。

私たちが経験したい、創造したい、達成したいと望んでいることを、

1.実現するのを支えている構造やプロセスには何がありますか?

2.実現するのを妨げている構造やプロセスには何がありますか?

3.実現するのを支えている私たちの文化やコミュニケーション何でしょう?

4.実現するのを妨げている私たちの文化やコミュニケーション何でしょう?

② その集団の中での自分自身について考えてみましょう。

私たちが経験したい、創造したい、達成したいと望んでいることを、

1.実現するのを支えている私の行動(ふるまい)は何かありますか?

2.実現するのを妨げている私の行動(ふるまい)は何かありますか?

3.実現するのを支えている私の考え方・捉え方や世界観は何かありますか?

4.実現するのを妨げている私の考え方・捉え方や世界観は何かありますか?

グループで探求・共有する問い

⓪簡単な自己紹介とやってみた感想

① 集団の視点と個人の視点のつながりについて何を学びましたか?

② 私たちが望むことを経験したり、創造したり、達成したりできる可能性を高めるために、4つの象限それぞれであなたが起こせる変化とはなんでしょう?

③ 誰のサポートが役に立ち、どのようにそれを得ることができそうですか?

参考資料


1.プログラム企画ページ
【著者本人登壇:通訳つき】コンシャス・ユー〜自らの物語の主人公になる〜翻訳出版記念・特別ワークショップ


2.第3回の様子レポート

3. 【10/3〆切】「ホールシステム・リーダーシップ」探求ワークショップ 〜個人と組織の「変容」を探求する合宿〜

4. 【随時更新】2024年秋・ソース原理関連来日イベントまとめ

Writerこの記事を書いた人

ラボ編集部

teal-lab-team

『ティール組織』(英治出版)解説者・嘉村賢州を中心に結成されたチーム。ティール組織をはじめとする進化型組織の最新動向やさまざまな知見を紹介していきます!ニューパラダイムの示す未来を探求し、実践する方のサポートになれば幸いです。

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